北野監督､無念…｡カンヌ映画祭最高賞は史上初のタイ映画に!!
南仏･カンヌで行われていた第63回カンヌ国際映画祭は23日夜(日本時間24日未明)､コンペティション部門の授賞式が行われ､候補19作の中からタイのアピチャッポン･ウィーラセタクン監督｢ブンミおじさん｣が最高賞のパルムドールに選ばれた｡
死期の迫った男性のもとに､亡くなった妻の亡霊と､行方不明だった息子が異様な姿で現れる幻想的な作品で､タイ映画の最高賞は初めて｡
ウィーラセタクン監督は記者会見で､タイで2カ月以上にわたって反政府デモ隊による抗議行動で大きな混乱があったことを受けて､｢タイの人たちを大いに励ます受賞となります｣と受賞の喜びを語った｡
次点となるグランプリは､仏グザヴィエ･ボーヴォワ監督の｢神々と人間(原題)｣だった｡
同じくコンペティション部門にノミネートされていた､北野武監督｢アウトレイジ｣は､監督賞や脚本賞などいずれの賞でも受賞を逃した｡
同作は北野監督にとって｢菊次郎の夏｣以来､11年ぶりに同映画祭のコンペ部門に選出された作品だった｡
他の主要賞の結果は以下の通り｡
▽監督賞=マチュー･アマルリック監督｢オン･ツアー｣
▽審査員賞=マハマット･サレー･ハルーン監督｢スクリーミング･マン｣
▽男優賞=ハビエル･バルデム(｢ビューティフル｣)､エリオ･ジェルマーノ(｢アワ･ライフ)
▽女優賞=ジュリエット･ビノシュ(｢サーティファイド･コピー｣)
▽脚本賞=イ･チャンドン(｢ポエトリー｣)
▽カメラドール(新人監督賞)=マイケル･ロウ(｢リープ･イヤー｣)
(松野)
死期の迫った男性のもとに､亡くなった妻の亡霊と､行方不明だった息子が異様な姿で現れる幻想的な作品で､タイ映画の最高賞は初めて｡
ウィーラセタクン監督は記者会見で､タイで2カ月以上にわたって反政府デモ隊による抗議行動で大きな混乱があったことを受けて､｢タイの人たちを大いに励ます受賞となります｣と受賞の喜びを語った｡
次点となるグランプリは､仏グザヴィエ･ボーヴォワ監督の｢神々と人間(原題)｣だった｡
同じくコンペティション部門にノミネートされていた､北野武監督｢アウトレイジ｣は､監督賞や脚本賞などいずれの賞でも受賞を逃した｡
同作は北野監督にとって｢菊次郎の夏｣以来､11年ぶりに同映画祭のコンペ部門に選出された作品だった｡
他の主要賞の結果は以下の通り｡
▽監督賞=マチュー･アマルリック監督｢オン･ツアー｣
▽審査員賞=マハマット･サレー･ハルーン監督｢スクリーミング･マン｣
▽男優賞=ハビエル･バルデム(｢ビューティフル｣)､エリオ･ジェルマーノ(｢アワ･ライフ)
▽女優賞=ジュリエット･ビノシュ(｢サーティファイド･コピー｣)
▽脚本賞=イ･チャンドン(｢ポエトリー｣)
▽カメラドール(新人監督賞)=マイケル･ロウ(｢リープ･イヤー｣)
(松野)
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