自殺の加藤和彦さん、うつ病だった?

17日、長野県軽井沢町のホテルで首をつって自殺しているのが見つかったミュージシャンの加藤和彦(享年62歳)。

軽井沢署によると遺書があり、死亡推定時刻は16日午後9時30分ごろと見られる。

加藤さんは60年代のザ・フォーク・クルセダーズやサディスティック・ミカ・バンドなどの活動を皮切りに、長く日本の音楽界に影響を与えてきた。

ここ数カ月はうつ病で通院。1週間ほど前には、舞台「パッチギ!」の音楽監督を、体調不良を理由に、関係者に「引き受けられない」と申し出た。

また、足元までおしゃれな加藤さんが、ここ最近は洋服も乱れ、顔色も悪く、体調がすぐれないことが見てとれたという。

葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を行う。

加藤さんは上下きちんとそろった服を着て、パソコンで書いた遺書2通が見つかった。個人あてではなく、関係者に迷惑を掛けることをわびる内容だったという。

また「もう、やりたいことがなくなった」と書かれた手紙が、複数の知人に送られていたことが分かった。

加藤さんには関西地方に母親がいるが、体調不良で軽井沢まで来られず、遺体は知人が引き取り、この日夜、軽井沢署を出た。(松野)


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