安室奈美恵のベスト『BEST FICTION』が初動売上68.1万枚をマーク！！

安室奈美恵(あむろなみえ=30）のベストアルバム『BEST FICTION』が売れている。

8/11付週間アルバムランキングで首位を獲得し､発売1週目の売上は68.1万枚。

3月に発売されたEXILEのベスト盤「EXILE　CATCHY　BEST」の68万枚をあっさりと抜き去り､今年最高の初動売上となった。

同時に､1995年のソロ活動開始以降のアルバム首位獲得数は通算7作目となることで､岡村孝子（おかむらたかこ=46ん）の6作を上回り､グループ出身女性アーティストでは歴代単独1位を記録している。

安室にとって初動50万枚突破は､2000年1月発売の『GENIUS 2000』（初動53.7万枚）以来8年半ぶり。

全17曲の収録曲から､今に至る彼女自身の半自伝的な歴史のようなものが感じられるが､それ以上に安室奈美恵というアーティストのジャンルの幅広さを実感してしまう。

「どの曲もそのときのベストを出し尽くしてきたけど､ひとつ終わると不思議とまた新たに“次はあれを試してみたい”みたいなアイディアや欲が生まれてくるんですよ」と､アーティストとしての成長を自身でも実感してきた。

「でもそれがいつも漠然としたもので､長期のプランとかじゃないから最初の頃は（スタッフに）理解してもらうのも大変で。「CAN’T SLEEP， CAN’T EAT， I’M SICK」（2006年）あたりからですね､自分でもちょっと先のことを考えられるようになってきたのは」。

同作ではセルフプロデュースを務めたが､女王としての自身とは裏腹の心情もあったとか。

「最初は完全な手探り状態。“本当に自分が今歌いたいもの”が果たしてみんなにも受け入れられるかどうかという不安は､正直いつもありましたね。自分の中で“コレだ！”っていう絶対の自信があったとしても､出してみるまで結果はわからないから」

同作を引っさげて､この秋から全国ツアーに入る彼女。

「今回は一番古い曲と新曲では約6年の差がある。その時系列のある曲たちをどう融合させて今の自分らしく魅せることができるかが課題。初めてだったり久しぶりに見に来てくれる人たちにも､“安室がんばってるじゃん”って言ってもらえるように頑張らないと」と意気込んでいる。

今回､アルバムとツアーの情報以外にも､ケータイ音楽配信サイトの新・オンガク生活ミュゥモなどでも､安室奈美恵の活動を支援する動きがある。

まずは､安室奈美恵史上初のきせかえキットの登場だ。

ケータイのトップ・メニュー､メール・メニュー､発着信画面から電波アイコンまで､丸ごとアムロ仕様にチェンジできるとか。

また『BEST FICTION』収録全楽曲のプロモーション・ビデオをスペシャル・バージョンでお届けするコレクション着ムービーも登場。

さらに『PLAY』「60s 70s 80s」Flashの大好評を受けて､『BEST FICTION』バージョンのスペシャルFlashが準備されている。

この夏､そして秋にかけて､安室奈美恵の動きがますます加速していきそうだ。（古田鉄寿）