布施博古村比呂が別居した理由!布施の過去の暴力事件だった!?

二年越しの別居が発覚した俳優・布施博(ふせひろし・49)と女優・古村比呂の夫婦。

布施の所属事務所は離婚を否定したが、関係の修復は困難でこのまま“仮面夫婦”の状態が続きそうな雲行きだ。

別居は、重い病気を抱えた互いの“両親の介護”のためというが、それはあくまで表向きの理由。

真相は別にあるようだ。

この別居が始まった時期は、布施の“ある事件”に決着がついたときと重なる。

布施は自分が主宰する劇団「東京ロックンパラダイス」に所属していた女優にケガをさせ、裁判沙汰を起こしていたのだ。

その事件が起こったのは1998年11月。

布施が東京・新宿の飲食店で、泥酔した男性劇団員に腹を立て、持っていたグラスをテーブルに激しくたたきつけた。

このとき、その団員を起こそうとしていた女性劇団員の顔を、布施の投げたグラスの破片が直撃。

この女性は、顔を十数針縫うケガをしてしまったのだ。

やがて、この女性が、布施を相手取って訴訟を起こすことになる。

布施は女性に約600万円の治療費を支払ったが和解できず、女性は3700万円の賠償金を求めて提訴。

一審は布施に800万円の支払いを命じ、布施が控訴したものの二審で棄却され、2005年4月に結審。判決が確定した。

どうやら、この裁判が夫婦間に溝を作ったようだ。

しかし、この裁判もずいぶんと不思議な話なのだ。

この女性、一部報道では「顔に大けがをし、女優になるのを断念」とか「治療を終了したあとに裁判を起こした」とあるが、この元女優。実はこの事件直後に行われた布施の劇団「東京ロックンパラダイス」の公演に、堂々出演しているのだ。

実は筆者は、この事件当時、当の彼女を目の当たりにして取材している。

小劇場のステージの上の彼女に、狭い客席から見る限り、目立つようなキズや、顔面麻痺のような痕跡は見当たらなかった。

その舞台の後、自宅の彼女を直撃したが、彼女は事件についての一切をコメントしなかった。

また、大阪府に住む彼女の両親は、この事件の直後、借家から突然新築一戸建てに引っ越しているが、やはり一切のコメントをしようとはしなかった。

そうした状況から、事件について一切口外しない、といった示談が、相応の金銭を介して行われたのだろう、と推測することはできた。

そして、何年も経ってから突然の提訴。

示談の条件を充分に履行しなかったのだろうか? と、判決が出たとの報道を読んだときには思ったものだ。

布施はこのときの事件が原因で、クラシアンのCM契約を失うなど、いわゆる“社会的制裁”を受けることにもなった。

またその後、布施は00年に暴走族「怒羅権(ドラゴン)」のメンバー二人に殴られケガ。01年には当の劇団「東京ロックンパラダイス」も解散する。

さらに、布施が広告キャラクターを務めていた近未来通信は06年に破産。巨額の詐欺容疑で警視庁の捜査が入り、広告塔としての布施にも道義的責任を問う声もあった。

どうやらこの人、どこかのタイミングですっかり運に見放されてしまっていた? ようだ。(淺川)


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