ドラマ｢愛の､がっこう｣､放送内で再三注意喚起するも､ホストの作品はタイミング悪すぎ!

フジテレビ系にて7月期からスタートしたドラマ『愛の､がっこう｡』の内容をめぐって､視聴者の間で物議を醸している｡

ストーリーは､教師とホストという禁断の恋を描いた作品｡主演を務めるのは女優･木村文乃｡肝心のホスト役にはSnow Manのラウールが起用されている｡
当然ながらホストクラブでのシーンも多数登場するのだが､なんともタイミングが悪い状況となってしまった｡

というのも､6月末に改正風営法が施行されて､｢色恋営業の禁止｣｢売掛金支払いを理由とする売春強要の禁止｣｢スカウトバックの禁止｣｢過大広告規制の強化｣など､ホストクラブの運営においてトラブルの原因となっていた事項に関して一挙に禁止とした｡罰金最大3億円を科すなど､厳しい制限を設けて､健全な経営を強く要請する形である｡

『愛の､がっこう｡』は､改正風営法が施行される前に撮影を終えていた部分もあり､｢このドラマのホストクラブにおける一部表現には､違反となりうる営業行為が含まれています｣と､現実に同じ行為をしたら処罰される内容もあると注意喚起｡
さらに､番組公式ホームページで改正風営法について解説し､｢悪質なホストクラブで被害にあわないよう､十分ご注意ください｣と呼び掛けているのだ｡

とはいえ､注意喚起すれば十分なのかという疑問が残り､この時期にホストクラブをテーマにした作品を放送するフジテレビにもセンスの悪さを批判する声が寄せられている｡
キャストは悪くないのだが､ラウールらもネガティブなイメージを背負わされることになり､歯がゆい思いであろう｡(船越)