ジャニーズ事務所が経営難! 牛耳られてきたメディアが反撃する日も近い!?

長年､芸能界の中心に君臨しているジャニーズ事務所｡
昨年もKis-My-Ft2やSexy Zoneといった新たなグループをデビューさせるなど話題を振りまき､今年はアジア進出にも積極的な動きを見せている｡

しかしそうした華やかな動きの裏で､同事務所が深刻な経営難に陥っているという｡
『東京スポーツ』が報じている｡

同事務所の経営難を象徴しているのが"カレンダー事業"｡
これまでは出版社を支配下に置くため許可制で販売を認めてきたが､今後はより収益を大きくするためジャニーズのファンサイトで直接販売していくという｡

｢Hey!Say!JUMPやKis-My-Ft2､Sexy Zone､ジャニーズJr.も2013年のスクールカレンダーが最後になるそうです｡
NEWS､KAT-TUN､関ジャニ∞は既に中止が決まっている｡カレンダーの売り上げに依存してきた大手出版社は大打撃を受ける｣(事情通:東京スポーツ)

この情報を裏付けるように､出版社から発売される2012年のジャニーズカレンダーにはある変化が起きている｡
その変化とは､これまであまりジャニーズ事務所が積極的でなかった"セット販売"の実施だ｡

3月に発売される｢Hey!Say!JUMPカレンダー｣｢Kis-My-Ft2カレンダー｣｢Sexy Zone/中山優馬/ジャニーズJr.カレンダー｣には"ジャニーズカレンダー3アイテム合同スペシャル企画"と題し､3グループのメンバーのカードが特典として付いてくる｡
しかし､カードの構成はスクランブルとなっており､｢Sexy Zone/中山優馬/ジャニーズJr.カレンダー｣に封入されるカードは山田涼介､八乙女光､岡本圭人(Hey!Say!JUMP)､藤ヶ谷太輔､千賀健永(Kis-My-Ft2)､菊池風磨､松島聡(Sexy Zone)の7枚｡
つまり､Hey!Say!JUMP･山田涼介のファンで､カレンダーとカードを手に入れたい場合は､｢Hey!Say!JUMPカレンダー｣と｢Sexy Zone/中山優馬/ジャニーズJr.カレンダー｣を購入する必要があるのだ｡
こうした販売方法には批判の声もあるが､出版社にとっては販売できなくなる前に少しでも売上げを伸ばしたという思惑があるのかもしれない｡

出版社の事情はさておき､ここで一つ疑問なのが､なぜジャニーズ事務所は最初からカレンダーの直接販売を行わなかったのかという点だ｡
その裏には､所属タレントたちのスキャンダル対策があったという｡

｢カレンダー事業をちらつかせることで万が一の事態に備えてきた｡
先頃､発覚した宮崎あおいとV6岡田准一の不倫報道も他のメディアが後追いできないのは､このカレンダー利権が裏にあるからです｣(同)

今後､カレンダー利権を取り上げられた出版社は容赦なく"ジャニーズ叩き"を始めるだろう｡
リスクを承知の上で直接販売に移行せざるを得ないほど､ジャニーズ事務所の経営難は深刻なようだ｡

｢唯一､黒字なのは嵐と関ジャニ∞だけ｡SMAPはギリギリ｡全てAKB48に"横取り"されている形だ｡
今後は数十億円の利益が見込めるカレンダー事業を自社で展開し､収益をアップさせようとしているんです｣(同)

強大な力でメディアを牛耳ってきたジャニーズ事務所｡
しかし､ジャニーズタレントを起用するだけで視聴率が取れる､雑誌の発行部数が伸びるという時代は終わった｡
各メディアがジャニーズ事務所に対して反撃を始めたとき､タレントたちの本当の実力が露呈することになりそうだ｡(伊原)