腸閉塞と肺炎を併発し､闘病中の俳優･原田芳雄(はらだよしお=71)が11日､都内で行われた主演映画『大鹿村騒動記』(阪本順治監督)のプレミア試写会に参加した｡
5月4日に映画のロケ地･長野県大鹿村で行われた完成披露試写会以来の公の場となった原田は､長女で女優の麻由(34)に車いすを押されながら登場｡
食事ができないため､頬はこけ､別人のようにやせ細っていたが､目の輝きは失われていなかった｡
のどの炎症で声が出にくいため､用意していたメッセージは共演者の石橋蓮司(いしばしれんじ=69)が､
｢今日はどうもありがとうございます､どうぞごゆっくりごらんください｡原田芳雄｣
と代読｡
観客から大きな拍手が送られると､原田はゆっくりと合掌し､何度も目頭を押さえた｡
原田はウイルス性腸炎から腸閉塞を引き起こし､誤嚥性肺炎を併発｡
持病の腰部脊柱管狭窄症も悪化し､立っているのも辛い状況で､この日も舞台袖には医師が待機していたという｡
1968年に松竹映画『復讐の歌が聞える』で銀幕デビューした原田は､その圧倒的な存在感と確かな演技力でこれまでに100本を越える映画に出演｡
数々の映画賞を獲得し､2003年には国から紫綬褒章が贈られた｡
また2008年には大腸がんが発見されたが､約一ヶ月の静養で仕事に復帰している｡
舞台挨拶後､阪本順治監督は原田の病状を､
｢原田さんがいま一番しんどいのは腰痛｡現在は週末には帰宅している｣
と説明｡
また､
｢絶対に(現場に)戻ってくる｣
と復帰への強い意欲をも見せていたという｡
来年2月29日にはバースデーライブも企画しているという原田｡
日本を代表する名優の完全復活を祈るばかりだ｡(伊原)
5月4日に映画のロケ地･長野県大鹿村で行われた完成披露試写会以来の公の場となった原田は､長女で女優の麻由(34)に車いすを押されながら登場｡
食事ができないため､頬はこけ､別人のようにやせ細っていたが､目の輝きは失われていなかった｡
のどの炎症で声が出にくいため､用意していたメッセージは共演者の石橋蓮司(いしばしれんじ=69)が､
｢今日はどうもありがとうございます､どうぞごゆっくりごらんください｡原田芳雄｣
と代読｡
観客から大きな拍手が送られると､原田はゆっくりと合掌し､何度も目頭を押さえた｡
原田はウイルス性腸炎から腸閉塞を引き起こし､誤嚥性肺炎を併発｡
持病の腰部脊柱管狭窄症も悪化し､立っているのも辛い状況で､この日も舞台袖には医師が待機していたという｡
1968年に松竹映画『復讐の歌が聞える』で銀幕デビューした原田は､その圧倒的な存在感と確かな演技力でこれまでに100本を越える映画に出演｡
数々の映画賞を獲得し､2003年には国から紫綬褒章が贈られた｡
また2008年には大腸がんが発見されたが､約一ヶ月の静養で仕事に復帰している｡
舞台挨拶後､阪本順治監督は原田の病状を､
｢原田さんがいま一番しんどいのは腰痛｡現在は週末には帰宅している｣
と説明｡
また､
｢絶対に(現場に)戻ってくる｣
と復帰への強い意欲をも見せていたという｡
来年2月29日にはバースデーライブも企画しているという原田｡
日本を代表する名優の完全復活を祈るばかりだ｡(伊原)
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