｢愛が深まる｣押尾学被告と肉体関係を持った女性が薬物使用の実態を証言!!

合成麻薬MDMAを一緒に飲んで容体が急変した飲食店従業員､田中香織さんを放置して死亡させたとして､保護責任者遺棄致死など4つの罪に問われている元俳優･押尾学(おしおまなぶ=32)被告の裁判員裁判第2回公判が6日､東京地裁で行われた｡

今日の公判では､押尾被告と肉体関係を持ったことがあるという女性2人が証人として出廷｡

別室からマイクとビデオカメラを通して質問に答えるビデオリンク方式で証言を行った｡

一人目の女性は､押尾被告と旅行先のハワイで出会い肉体関係を持ったという｡

帰国後も1ヶ月に1回程のペースで関係を持ち､押尾被告が結婚後もその関係は続いたと証言した｡

女性は押尾被告から､
｢愛が深まるものがある｣
などと言われ､平成20年の5､6月頃に薬を勧められたという｡

二人目は､去年の2月頃に押尾被告と知り合ったという女性｡

その後すぐに肉体関係を持った二人は､3月にロサンゼルスへ旅行｡
そこで､透明でチャックのついた袋の中に入った薬を勧められたという｡

数日後も押尾被告に勧められ薬を飲んだ女性は､体調が急変｡
歯ぎしりと汗が止まらなくなり､吐こうと思いトイレに向かう途中で意識を失ったと当時の状況を振り返った｡

さらに証人として､押尾被告の元･チーフマネージャーが出廷｡

｢被告から連絡を受け現場に向かった｡被告はその場でぼくの部下に罪を着せようと提案した｣
と事件発生時､現場にいたもう一人のマネージャーに罪を着せようとしたことを証言｡

また押尾被告に対して救急車を呼んだかどうか尋ねると､
｢だめだ｡呼ぶと自分が薬を使っていることが分かってしまう｡仕事ができなくなる｣
と自分の仕事の心配をしていたことを説明した｡

明日7日は､押尾被告にMDMAを渡した知人の男が､当時の様子を証言する予定で､判決は17日に言い渡される｡(伊原)

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