ベッカム､アキレスけんを完全断裂!! 手術成功もW杯は絶望的!!

サッカーのイングランド代表MFデービッド･ベッカム(34)=ACミラン=は15日､ヘルシンキ郊外の病院で､前日のイタリア1部リーグ(セリエA)のキエボ戦で負傷した左足アキレスけんの手術を受けた｡

英スカイスポーツニュースによると､約50分間の手術は成功し､完全復帰できる見込み｡

ただし､手術前の検査で､アキレスけんは部分的ではなく完全に断裂していたことが判明し､当初の予想以上に重症だったことが新たに分かった｡

手術を担当した専門医は､ベッカムがトップレベルのプレーに戻るには5カ月程度を要するとの見解を示し､同選手が6月に開幕するワールドカップ(W杯)に出場できる可能性は事実上なくなった｡

イングランド代表のカペッロ監督は､診断結果に落胆の表情を浮かべ｢彼のけがを気の毒に思う｡なるべく早い回復を望む｡来年にはベストの状態で戻ってきてくれるはずだ｣と期待した｡

アキレス腱断裂という重傷に加え､W杯出場という目標を失った35歳のベッカムに対して一部では引退を危惧する声もあがっている｡

だが､同選手の代理人を務めるオリベイラ氏は｢"スパイス･ボーイ"がスパイクを脱ぐことはない｣と引退報道を一蹴した｡

しかし､イングランド代表に関しては先日FWのマイケル･オーウェン(マンチェスター･ユナイテッド)も太ももを負傷｡W杯に間に合わないとされており､イングランド代表は大きな支柱2本を欠きながらW杯に挑むことになりそうだ｡(松野)

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